なぜ中島みゆきの歌を歌うとき 力が入るのか。
NHK 中島みゆき名曲集 〜豪華トリビュートライブ&貴重映像〜
ひさしぶりに音楽番組見た。
1/8の夜遅くやっていたので録画していたものだ。録画していても見ないで消す番組も私の場合多いのだけど、途中から見た「3秒でわかる名曲、、、」が以外におもしろかったので見ることした。
正直なところ 中島みゆきさんの歌は暗く、打ちひしがれたように歌っていたので若い時はあまり好きではなかった。反面、めちゃくちゃハイテンションなオールナイトニッポンは好きだったな。
私が年を重ねたように、みゆきさんの歌も力強いものに変わってきたように思いました。イメージが変わったのは「プロジェクトX」の主題歌を聞いたときだったかな。地上の星も、ヘッドライト・テールランプもよかったなぁ。
日本や世界を変えるような大それた開発ではなかったが、同じ開発に従事してるものとしてどれだけ勇気づけられたことか。
ヘッドライト・テールランプ の最後 旅はまだ終わらない〜 てとこが特に。沁みました。
さてこの番組の目玉はいろんな方がみゆきさんの歌うこと、とても楽しみでした。曲の解釈があり、思い出を語り、そして歌い出す。いい流れでした。話されたように歌われた「ミルク」などいい感じのものもあっけど多くは異常に感情を盛り込んでしまって、一拍遅れで歌ったり、妙に声をはったりとどうしてここまで肩に力が入ってしまっていた。
昔の曲が多かったせいもあるかなぁ。
歌にのめり込むのはいいけれど、自己陶酔し、自己満足しないでほしいな。
涙したいのに、先に歌い手に泣かれるとひくな、、、
聞き手になにをどう伝えるかを考えて歌ってほしかったなぁ。
そう考えるとぶっきらぼうで淡々と歌ってるようなみゆきさんの良さが
しみじみとよくわかった番組でもあった。伝え方が素晴らしいです。