コロナ報道の転機 マスコミの使命を感じる時
コロナが社会的な問題となってもう一年が過ぎた。
こんなに長い対応を強いられると誰が想像したことだろう。
TVのコロナに関する報道の視点は最初からずいぶんと変わってきた。
最初はマスクや手洗いといった自己防衛策だった。
緊急事態宣言がだされたら、テイクアウトや自宅での楽しみ方に変わっていった。
たぶん少しの間、我慢しようというイメージだったと思います。
ネットでもこの苦難をみんなでがんばろうという雰囲気だったように思います。
そして年末 また感染者数が増えてくると、
たぶんまたあの我慢がはじまるのかという不安やいつまで我慢すればいいのかという不安が
一気に吹き出してきて、犯人探しがはじまった。犯人を探し、糾弾することで不安を解消したい政府、県、ルールを守らない若者や政治家やスポーツ選手。ようは誰でも対象はよかった。不安が解消できなくても気を紛らすことさえできれば。マスコミはそこに輪をかけた報道に変わった。
そして増え続けととんでもない患者数になると毎日東京の感染者数を報道して、それがさも日本全体の流れのように話し、不安を煽った。またこれまで緊急事態宣言しか提言できていなくてさして有効な方策を提言できていないお医者さんなどの専門家の提言という名の具体的でないものばかりをとりあげ、さらに不安を煽ってきた。
提言するのは相変わらずマスクの使用や三密の回避だった。
ただ年末から続いた我慢はもう限界を超えてきたように思う。ひともお店も。
山梨のようにルールを定め活動を許容するのに比べ、許容範囲を明確にせずにすべてを我慢させるのはやはりもう無理だったと
感じます。またあまり報道されてないが感染者のまわりのひとのPCR検査の数を増やしたことで感染の広がりを抑えている
ところもある。潜在感染者をどう見つけるのかが明暗をわけた。昨年の夏や秋にPCR検査の能力を拡大させていたのは
一過性なのか、これからも続くと見たのか自治体の考えの違いに寄ると思います。
こういうのを専門家もマスコミも提言できなかったのはさみしいですね。
転機になったのはなにやってんの思っていたアメリカがワクチン接種がいつのまにか進み、ふつうに暮らせる国にどんどん
近づいていると知った時ではないだろうか。あっという間に感染者数が減り、マスクもあまりつかわなくなり、ましてや
観光者にはワクチン接種してあげるとことまで。あれって感じ!
もうワクチンってそこまで身近なことになってるのという感じ。調べるともっともっと進んでいる国もあった。
知らない間に、、、
その頃からマスコミの報道がワクチン接種中心に変わった。
でも相変わらず不都合や不具合やリスクの報道ばかりで不安を煽っているとしか思えない。
そしてその煽られた不安はオリンピックやオリンピックの選手にまで向かってきた。
なにもしないことがさも正論のように。ただマスコミの方も中止を望まれている方も多いようで、どっちつかずが報道も多い。
ネットも「正論がすべて正しい!」のネット警察のみなさんが政府のどんな方策にも「オリンピックをしたいだけだろ!」の意見がダラダラと。まあね、正しいけど、先を考えたらいい選択でないことなんて世の中にはいっぱいあるよね。
さてここまでこれまでの自分の感じた世の中の動きを長々と書いてきた。
なにがいいたいかというと
マスコミのみなさん もう覚悟決めませんか?
今の時点で最高のシナリオ 私が考えるだけかもしれませんが。
「世界中がコロナで大変な中、国にあげて頑張ってオリンピックを中断させなかった日本」を
目指しませんか?
もちろんリスクはあります。
新しいウイルスが持ち込まれるかも、、、
アスリートにコロナが感染して日本のリスク管理が批判されるかも、、、、
でも世界中がコロナで大変な中、
人間がコロナに打ち勝ってきている兆しや
コロナに負けずに頑張ってるアスリートや日本人の姿を
そしてスポーツの明るい話題を世界中の人に日本から届けてあげたい!
それがいいと思いたいですね。
そのためには、
リスクや批判もいいですが、もっとオリンピックを盛り上げませんか?
このオリンピックの力を借りれば日本がコロナから一気に復活できるかもしれないですよ。
やるためには、
◯こんな工夫でがんばっている自治体がある
◯参加のために頑張ってるアスリートがいる
◯こんないい機器がある
などなど
日本人は知恵と工夫で生き抜いてきました。
もっともっとそれを共有化したり、一市民の知恵をオリンピックに反映したりして頑張ってみませんか?
タレントやTVにでてるコメンテーターの方ももっといい提言をお持ちですよね。
競いませんか?
マスコミの関係者のみなさん ぜひ早めにご検討下さい。
お願いします。