「こだわり」を連呼する食レポってとっても変。
いつからか「こだわっていること」が素晴らしいというふうになったように思う。
このラーメン屋は麺の太さにこだわってるとか、
だしのかつお節にこだわってるとか、
よくよく聞くと素材にこだわってることが多い。
昔はこだわりというと他の人を気にせずに自分の意地でやっていることで
悪いことだったように思います。でもいいことにすっかり変わりましたね。
でもでもやっぱり、場合によっては悪いことも多いです。
ラーメン屋さんが偉そうに素材へのこだわりをポスターに書いてるし、
食レポのおじさんが大げさに讃えているのを聞くと私は逆にひいてしまいます。
そのこだわった素材をうまく活かす技術持ってないじゃない!
特選素材に甘えてなにも工夫してないよね!
そう感じると
自分の技術や力のなさを
力のある、世に認められているものにこだわるということで
自分の足りなさを埋めているようですね。
食レポはまあ正直に言えないですよね。
でもいいのかなぁ〜、嘘つきですよね。
有名な彦摩呂さんが食レポで困った味にあったときの対処法をタレント仲間に話してました。
「やさしい味」というそうです。
うちのまわりでは「懐かしい味」とか「変わらない味」とかSNSに書かれてます。
こんなお店は避けたいものです。
まあ「こだわり」を店内に貼ってるお店はろくなお店じゃないですね、きっと。