「ジョブチェーン」が見せる問題点
ジョブチェーンというテレビ番組が人気だ。
私も気のなる食材やお店が出るときは見ています。
がんばって合格をもらったときの商品開発者の喜びは見ていてとても楽しいです。
反面、審査員へいろいろ批判もあるようですがその場に居合わせていないとわからないことも多く、
またいろんな考えや感じ方があっても当然だなと私は考えているのでそこになにも感じません。
最近はスマートニュースなどの記事ではとコンビニやスーパーの目立った商品を見つけてきては褒めるたり、新商品を賞賛する記事ばかりが目立つので、今ひとつとコメントしてくれるこの番組は逆に清々しくさえ感じます。
ただ問題だなぁーと感じていることもひとつあります。
それは普遍性ということです。
例えばコンビニの商品は全国どこでも同じような品質のものが入手し食べられるのでこの番組の評価はすごく妥当なものだと思うのです。
しかし寿司チェーンや今回のスーパーお惣菜などは仕入れや調理する人によってかなり異なると思うのです。ましてや番組では最善の作りたてを試食するわけですから。
実際に私もこの番組の影響を受けて寿司チェーンに行ったことがあります。そこで目にしたものはTVで見ていた寿司とは異なるものでした。ネタも小さいし少しかわいている感じだったし、シャリもべとついてました。
この番組に出てくるチェーンのネタはきっと新鮮で一番美味しい部位をいつもより大きくカットされてるんだなぁと感じました。
またたぶんレシピは同じだと思うのですがシャリの作り方や握り方もやはりこの番組にでてくるチェーンでも指折りの職人さんと私の近くのお店の方は腕が違うのだなぁともその時感じました。工場生産のコンビニ商品とはこのあたりが大きく違うのです。
ほかの外食チェーンにはまだ行っていませんが、いつも写真と実物とは少し差があるなと感じている私にとってもこの番組の「合格」が
美味しいものを食べられることとは繋がらないのです。
これらを解消する方法はないかと考えましたが抜き打ち検査などしか思いつかず難しいなと感じました。残念です。
まあ逆にそこまで番組でベストパフォーマンスを発揮できる環境を整えてチェレンジして不合格になるものは信頼できるかなと。
コンビニは購入してさすが合格だなと美味しく食べてますが、田舎なので商品在庫が数件まわってもないことが多いので残念です。
なんでも鑑定団ではないですが、なにかものをひとつの物差しで評価しようとすればどうしてもこういうことが起きるんだなぁと思いました。ただ勇気を持ってこの番組に何度も出てくる会社さんには素直に拍手を送ります。